低ダメージ細胞凍結保存のためのマイクロ流路内凍結研究
 バイオ研究で用いる希少な細胞に始まり、万能性を有する幹細胞や絶滅危惧生物の卵細胞など様々な細胞をダメージレスで保存したいというニーズがある。凍結保護剤を使って氷の結晶が発生を抑制されているが、凍結保護剤はそれ自体に細胞毒性があり、ダメージを回避することができない。そこで、凍結保護剤なしで氷の結晶を発生させないことが望まれている。

微小空間における氷晶の微細化
 マイクロ流路という微小空間において、凍結を行ったところ、氷晶サイズを90%以上微細化した(図)。

氷晶の微細化
図 流路内での氷晶の微細化。

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